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ラーゲリより愛を込めて【ネタバレ・キャスト相関図・あらすじ】を徹底解説!

ラーゲリより愛を込めて 辺見じゅん&林民夫

2022年12月9日(金)、映画ラーゲリより愛を込めてが公開されました!

ジャニーズの中島健人と先輩であり主演の二宮和也の共演にも注目が集まります。

その他、北川景子や安田顕、桐谷健太、松坂桃李といった豪華キャストでこの物語は出来上がりました。

そして、このストーリーは実話なんです。

今回は原作小説を読み終わりましたので、

あらすじネタバレキャスト相関図

を徹底解説していきたいと思います!

▼この記事こんな方にオススメ▼

✅ネタバレが知りたい方

✅あらすじ,キャスト情報が知りたい方

✅中島健人が好きな方 

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ラーゲリより愛を込めて【ネタバレ・キャスト相関図・あらすじ】を徹底解説!

あらすじ

「生きていれば希望はある。帰国(ダモイ)の日は必ずやってくる」

氷点下40度の極寒シベリアで、捕虜としてわずかな食料での過酷な労働をさせられながらも、

家族を想い仲間を励まし、懸命に生きようとする男がいた。

その男は、山本幡男という。

夫の帰国を信じ11年間待ち続けた妻の夫婦愛、家族を想い続けた家族愛、捕虜となった仲間同士の絆、を描く心震わす感動の実話。

ネタバレ

むかし日本は「満州事変」を起こし、ソ連と中国の国境ざかいにある「満州」という地区を占領していました。

日本の一般市民も普通に満州で暮らしていたのです。

山本幡男(二宮和也) 妻・モジミ(北川景子と子ども4人も、満州で暮らしていたのです。

36歳の山本は一等兵として戦争に駆り出されている最中でした。

そんなある日、ソ連は「日ソ中立条約」を破り満州へ攻めてきます。

日ソ中立条約とは、日本とソ連が「お互いの国には侵略しない」ということを約束していたものでした。

山本は妻に「子どもを連れて日本本土に帰るんだ」と伝えます。

日本で落ち合おう」これが山本とモジミが交わした約束でした

1945年8月15日に第二次世界大戦に負けた日本は、戦勝国であるソ連という巨大な力の前に、何も太刀打ちできません。

そして、そのころ満州にいた日本兵たちはソ連軍の捕虜に、つまり奴隷になります。

日本兵は刑務所のような場所に連れて行かれ、過酷な労働を課され続ける生活を余儀なくする。

このような日本兵の収容所を、ロシア語でラーゲリといいます。

日本兵が連れて行かれたのは、スベルドロフスクにあるラーゲリでした。

ラーゲリに集められた山本幡男、松田研三(松坂桃李)相沢光男(桐谷健太)を含む日本兵らは、

ここでは「戦争に負けた日本人」としてではなく戦犯、つまり罪を犯した者として扱われます。

ソ連軍は捕虜というよりタダで使える労働力として、過酷な力仕事を強いいるのでした。

食事は朝1回配られる350gの黒パン、おかゆ、砂糖小さじ1杯だけ。

早朝に叩き起こされ雪降り積もる中、土木作業をさせられます。

相沢は「ノルマを達成しないと飯に響くぞ!」と皆にカツを入れ、松田を殴ります。

日本兵の中でも階級があって、軍曹だった相沢は山本や松田のような一等兵より階級が上なので、とても偉そうなのです。

戦争が終わり同じ捕虜となった今でも相沢は、人を名前ではなく「おい、一等兵」と階級で呼ぶのでした。

山本幡男はロシア語が話せるためソ連軍の通訳者としての役目を担っていました。

山本は細くてか弱い身体のため、力仕事が全然できません。

しかし、通訳だけして力仕事をしないという選択肢もありながら、

皆と同じように土木作業をし、労働中に倒れる者が出ると、すかさず手を貸す誰よりも仲間思いな男なのです。

ロシア人と笑って話すこともある山本は、相沢から「あいつはソ連軍のスパイだ」という烙印を押されます。

相沢から「おい、一等兵!いつ日本に帰れるかちゃんとソ連と交渉しているのか!」と詰められたときも、

「山本です。ちゃんと名前があります。」と自分というものをしっかり持つ山本は鬱陶しがられ、相沢から殴られるのでした。

山本は皆にこう語りかけます。

ダモイの日は必ず来ます。希望を失っちゃ駄目ですよ

引用:ラーゲリより愛を込めて 辺見じゅん&林民夫

ダモイ」というのはロシア語で「帰国」という意味

しかし、「本当にそんな日が来るのか」と少し期待を抱く者と、その言葉を信じることができない者がいます。

松田もダモイの日を信じたいが裏切られるのが怖いのです。

こんな状況に立たされてもなお、人を思いやる心、強く生きようとする姿勢、希望を持つ山本を、松田はもう気にするのは辞めようと決めます。

山本は博識でした。

ロシア語はもちろん、俳句や和歌といった日本文学にも詳しい山本による定期的な勉強会が開かれます。

捕虜となった中には少年兵もいて、実という少年は山本から勉学を学びます。

生と死のギリギリのラインにいるのにもかかわらず、学びを続ける彼らを元中学校教師の松田は、信じられないというように眺めます。

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そんなある日、実が鉄条網に向かって走りだしました。脱走を図るつもりです。

監視兵がかまえた銃から銃撃音が響いた瞬間、実は倒れました。

バラックの中では実の追悼が行われました。

今日という日は相沢も苦い顔をして儀式を見守っていました。

そのとき、急にソ連兵が中に入ってきます。

日本兵が作った祭壇を目にすると「集会は中止しろ」と告げます。

お前たちに死を悼む儀式など認められない、と。

そこで山本は声を上げて抗議します。

死んだ者に哀悼の意を捧げて何が悪い!これは我々の人間としての権利だ!

引用:ラーゲリより愛を込めて 辺見じゅん&林民夫

反抗した山本はソ連兵に背中を踏みつけられます。

それを見ていた松田は、勇気を出し勢いで山本の背中に覆い被さります。

松田は山本の勇敢な姿と、下の兄弟に会いたいと強く願っていた実の死をせめて悼んでやりたいという気持ちに突き動かされたのです。

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相沢にも暗い過去がありました。

むかし自分の上官から捕虜となった中国人を突き刺せと命令されました。

そこで相沢はいろんな葛藤のうえ、人間の心を捨てて、中国人を突き殺したのです。

そんな相沢が山本に言いました。「ここは戦場だ、人間は捨てろ」と。

モジミと子ども4人が満州を脱出できたのは、山本から日本に帰れと言われてから1年後でした。

日本本土に渡るにもお金が必要なため、モジミと長男の顕一がお金を工面し、やっとの思いで実家の隠岐島に帰れたのです。

そして、ついにソ連の捕虜とされた日本兵のダモイがやってきたのです。

列車に詰め込まれた日本兵たちは、着実に日本に近づいていく車両の中で歓喜の声を上げました。

そのとき、列車が急ブレーキをかけます。

名前を呼ばれた者は別の収容所・ラーゲリに連れて行く、とソ連兵から突然の告白を受けます。

そこには山本幡男、松田研三、相沢光男の名前がありました。

スベルドロフスクからハバロフスクのラーゲリに連行された日本兵たち。

そこはスベルドロフスクのラーゲリとは比べ物にならないくらい大規模で、監視が徹底管理されているようなラーゲリでした。

そこで山本は同郷の先輩であり友人として親しんでいた原幸彦(安田顕)と再会を果たします。

しかし、顔がやつれた原は「私に近づかないでください」と山本を拒絶します。

山本が日本に帰ることを許されなかったのは、

「山本はソ連に対してスパイ活動をした」と原が仲間である山本を売ったためでした。

ソ連から日本兵が帰ってくるというニュースを聞くたび、モジミは舞鶴港に駆けつけました。

“山本幡男” と書いた紙を手に「山本幡男は知りませんか!山本幡男です!」と声を上げ続けました。

長男である顕一は「もうお父さんを待つのはやめよう」と言ったが、お母さんは頑固に探すのでした。

ハバロフスクでも過酷な労働を課されていたある日の休憩中、とても嬉しそうに犬とじゃれあう少年がいました。

その少年は1枚しかない自分のパンを半分にちぎって「クロ」と呼ばれる犬に分け与えています。

「シベリアの空も青い」と笑いながら空を見上げる彼を、山本は気になって声をかけます。

その少年は新谷健雄(中島健人)といい、生まれつき足が悪く、漁をしていただけでスパイとみなされココに連れてこられたのだと。

山本は俳句を読む句会を開きたいと新谷を誘います。

松田も誘ってみたが、返答はありません。

松田は句会を開いていることがソ連側にバレたらえらいことになると恐怖を感じました。

ダモイ(帰国)が遠のいた今の状況でも皆が希望を持つために句会は必要でした。

「シベリアの 空は日本に 続いてる」と俳句を読んだ新谷に、

いいね、新ちゃん。いい俳句だ。でも季語がないね

引用:ラーゲリより愛を込めて 辺見じゅん&林民夫

と山本は微笑みます。

学校にも行けず漁ばかりしていて字が書けないと話す新谷を、山本は必ず読み書きができるようにしてあげたいと思いました。

そんなある日、「これはなんだ」と監視兵が取り上げたのは、新谷の字の練習を兼ねた俳句集ノートでした。

文字を書き残すことはスパイ行為とみられ、没収されます。

落ち込む新谷に山本は微笑みかけます。

…書いたものは新ちゃんの記憶に残っているだろう。記憶に残っていればそれでいいんだ。頭の中で考えたことは、誰にも奪えないからね。

引用:ラーゲリより愛を込めて 辺見じゅん&林民夫

そして、「こんなものは取り上げられませんでしたよ」と山本は原さんに向かって野球ボールをパスしました。

山本は嘘を密告されても「生きることをやめないでください」と原に伝え、仲間を思うのでした。

労働が唯一ない日曜日、バラックの外に出た松田と相沢は目の前の光景に唖然とします。

そこで行われていたのは、野球の試合でした。

監視兵にタバコの火をつけながら交渉したのが許されたのです。

新谷が場外ホームランを打ち、球がなくなったことに全員のテンションが下がった次の瞬間、クロが球を咥えて戻ってきたのです。

クロも一緒に野球をしたかったのかと、そこ加わる勇気がなかった松田や監視兵までみんなが笑っていました。

無表情でその試合を眺めていた原に向かって山本はウグイス嬢のようにアナウンスします。

「選手の交代をお知らせします。元慶應の4番、原幸彦」

原は東京六大学野球をしていた元慶應の4番バッターでした。

ゆっくり前に出てきて打席にたった原は、ホームラン級のファウルを打ちました。

そのとき、1番階級の高い監視兵がやってきて「何をしている!解散しろ!」と命令されます。

原さんが一歩前に出てきてくれたことが嬉しかった山本は、

「希望が必要なんだ、生きるためには希望が必要なんだ。あと一打席だけ待ってくれ!」

と懇願します。

しかし、そんな要望は受け入れてもらえず山本は倉の中にぶち込まれました。

それから2年後、ついに日本とのハガキ通信が許可されることになります。

7年もの間、家族とお互いの安否も分からないでいた日本兵たちはとても喜びます。

山本と原は妻と子に、新谷は家族に、松田は母に、相沢は妻に宛てて手紙を書きました。

そして、最初に手紙が届いたのは原と新谷と松田でした。

原はこの手紙を読むことができたのは山本のおかげだ、と涙をためながら感謝します。

その頃には新谷も問題なく字を読むことができていました。

そして、松田に宛てられた手紙には「母死去」と書かれていました。

松田の母は3年前に亡くなっていたのです。

松田はバラックを出て、雪が降りしきる中、ひとり泣き続けました。

時は過ぎやっと山本にも手紙が届きました。

妻のモジミと子ども4人、山本の母は元気に暮らしていると。

そして、相沢に届いた手紙は「妻とその腹にいた子は亡くなった」という内容でした。

バラックを出た相沢は無心で鉄条網に向かって歩き出しました。

「俺にはもう生きている意味はなにもねえ」と。

山本は相沢にタックルするようにしがみ付きます。

なにもなくても、そこには希望は絶対にあります(中略)それでも生きよう。生きてくれ、相沢さん

引用:ラーゲリより愛を込めて 辺見じゅん&林民夫

そして、相沢にしがみついていた山本は、耳を押さえながらうめき声を上げて倒れます。

最近山本は咳も出ており、体調がすぐれないでいたのです。

ラーゲリ内の病院ではろくに検査もされず「中耳炎だ」と言い渡されるだけ。

そこから山本は日に日に痩せていき、病状は悪化する一方でした。

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そしてある朝、捕虜たちが起床し作業に出る準備をしている中、

松田は本部の前にしゃんと背筋を伸ばしてあぐらをかいて座っていました。

「自分は作業を拒否する。山本さんを大きい病院で診てもらうためにストライキをする」と固く決意した表情がそこにはありました。

そこで相沢は初めて松田から「母は死んだんだ」と聞かされます。

相沢は頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けます。

この世で自分だけが悲しいかのように振る舞っていた自分が恥ずかしい、と。

「自分は卑怯者をやめて、山本さんのように生きるんだ」と松田は言います。

相沢は「どうせ生きてても意味ねえ、付き合ってやるよ」と言って、松田の隣にどかっと座ります。

その光景に胸を打たれた日本兵たちは全員ストライキに参加します。

原は本部を訪ね将校に、「山本くんを大きい病院に連れて行くまで、作業を拒否する」と交渉しにいきました。

そして、団結した日本兵の粘り勝ちで要求が通り、山本は病院に連れて行かれたのでした。

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相沢は病院から戻ってきた山本にホッとします。

戻ってきたということは、大丈夫だったんだなと予想したからです。

しかし、山本は末期のガンでした。

「悔しくねえのか?このままだと家族に会えないんだぞ…それでも絶望しないっていうのか!」

相沢は言います。

「絶望しないわけないでしょう!」

山本が怒鳴りました。

…それでも…それでも生きろ…。俺にそう言ったじゃねえか。俺は生きたぞ。あれから、何もなくても生きてきたぞ。ここで諦めたら俺が許さねえからな山本!生きろ!それでも生きろ、山本!

引用:ラーゲリより愛を込めて 辺見じゅん&林民夫

相沢は怒鳴り返しました。

日に日に弱っていく山本を見ていた原は意を決したように、

「山本くん。遺書を書きなさい!」と提案します。

山本は体調の悪い中、1日で15ページ分もの膨大の文字を書き込みました。

それは「本文」「お母さま!」「妻よ!」「子供等へ」とそれぞれに向けて綴られたメッセージでした。

山本が実筆した遺書を山本の家族に届けたいが、それはかなり難しいことを予想します。

抜き打ち検査で没収されるリスク下げるため、原、松田、新谷、相沢は手分けして遺書の書写しに入りました。

しかし、その書写しまでも没収されることが分かっていた4人は、「遺書を記憶に残す」という手段をとります。

それはむかし、新谷が山本から貰った「頭の中で考えたことは、誰にも奪えない」という言葉を参考にしたものでした。

山本は喉が大きく腫れ、激しく嘔吐し、目も黄色く濁ってきてもなお、句会の選定を続けました。

そして、1954年8月25日 享年45歳 山本幡男は息を引き取りました。

死んだ山本を乗せたトラックがラーゲリを出るとき、クロはトラックを追いかけいなくなります。

そしてクロは、もう帰ってくることはありませんでした。

山本はシベリアの大地に埋められました。

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それから2年、松田 相沢 新谷 原を含む捕虜となった日本兵全員のダモイは、1956年の冬に訪れました。

日本に帰ってソ連のスパイとなるよう強要され、帰国前に自殺する者もいました。

船が日本に出発してすぐ、突然のようにクロが現れ、こちらに向かって走ってきました。

「クロは山本の魂が宿っている」と直感していた新谷たちは、船長に船を止めるように説得し、なんとかクロを抱き抱えました。

ソ連の捕虜であった最後まで残されていた日本兵たちが、舞鶴港に帰ってくるというニュースは日本中を駆け巡りました。

山本と別れてから11年の歳月が過ぎ、モジミは47歳になっていました。

モジミと子ども達が舞鶴港へ迎えに行く直前、ある電報が届きます。

それは夫の山本が亡くなったという知らせでした。

これまで一生懸命に子ども4人を育て、夫がいない中で働き闘い続けてきたモジミは、初めて子ども達の前で涙を流しました。

モジミは日本で落ち合おうと約束したのに嘘つきだ、と山本をなじります。

この11年間を闘い続けてきた自分を、ただ山本に褒めて欲しかったのです。

しかし、子供の教育だけはしっかり整えてほしい、と山本から託されたもう一つの願いだけは叶えたいモジミは、より一層気合をいれました。

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年が明けた1月のとても寒い日のことでした。

「山本くんに遺書を託され届けに来ました」と、原という男がモジミのもとを訪ねました。

モジミ、子ども、山本の母の前に出された「本文」と書かれた遺書には、こんなことが語られていました。

「ハバロフスクで癌に冒され、家族に会うことなく死んでいく自分がとても悔しい。

家族の皆は病気や怪我のないよう健康第一に、幸福に暮らしてほしい」と。

「届けることができましたよ、山本くん…」

涙をこらえ、原はそっとつぶやきました。

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二通目の遺書が届いたのはそれから数日後のことでした。

松田と名乗る男が持ってきたのは「お母さま!」と書かれた、山本の母宛に綴られた遺書でした。

「小さい頃からお母さんに迷惑をかけ親不孝を重ねてきた自分はバチ当たりです。

親孝行することなく、お母さんに一目会うこともできずに死んでいく自分が悔しい。

私が本当に可愛い息子であるならば、私の子供、お母さんの孫を、

モジミを協力してあともう10年闘い、育てていただきたい」

そんな内容でした。

山本の母は息子らしい甘えを含めた文に、涙ぐみながら微笑みました。

松田も涙を拭い、モジミに自分と山本さんとのラーゲリであった出来事を話していきました。

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その数日後、黒い犬を連れた青年が訪ねてきました。

新谷と名乗る男は、クロと山本の信じられないような出来事を語り、犬と一緒に家に上がりました。

新谷が差し出したのは「子供等へ」と書かれた、子供たち宛に綴られた遺書でした。

「成長した君たちに会えず死ぬのが一番悲しい。

これから人生という荒波のうえを生きていく君たちだが、

人間関係・仕事・生活の場面で大切なのは、道義であり、誠であり、まごころである。

出身の出など関係ない。最後に勝つのは道義だ」

そんな内容でした。

東大に合格し、優秀な学生に囲まれている中、出世を目指している長男である顕一は、

父の言葉がしみじみ重く、泣いてしまいました。

最後の遺書が届けられたのは、それから数日後のことでした。

訪ねてきた男はいきなり、「俺は山本が嫌いだった」と語り始めます。

それから「妻よ!よくやった!実によくやった!」と大声でそう言いました。

相沢と名乗る男が差し出したのは「妻よ!」と書かれた遺書でした。

「妻よ!よくやった!実によくやった!

君はこの10年間、4人の子供と私の母を養いながら、子供を小中高大と教育してきた血の滲むような頑張りに感謝を伝えたかった。

22年の夫婦生活であったが、君の愛情と生活力に実に良き妻を持ったなと喜びに溢れている。

さようなら」

遺書の中にモジミが切望していた夫の「よくやった」という言葉があり、

モジミはとても報われた気持ちになった。

「おかえり、あなた。さようなら、ありがとう」

目にいっぱいの涙を溜めたモジミはそう呟いた。

相沢はモジミに背を向け、声を押し殺して泣いていました。

以上がネタバレでした!

【ネタバレ】レジェンド&バタフライあらすじ!綾瀬はるか&中谷美紀コンビ再び!
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キャスト相関図

キャスト名 役名
二宮和也(39) 山本幡男(やまもと はたお)【主人公】
北川景子(36) 山本モジミ
桐谷健太(42) 相沢光男
松坂桃李(34) 松田研三
安田顕(48) 原幸彦
中島健人(28) 新谷健雄

まとめ

映画『ラーゲリより愛を込めて』の

あらすじネタバレキャスト相関図を徹底解説していきました!

いかがだったでしょうか?

この物語は第二次世界大戦後の日本兵に起きた本当にあった話です。

2022年の今、この映画が公開される意味というものを感じ取れます。

映画館に足を運ぶことによって、普段閉まっていた感情が湧き起こるかもしれません。

この記事が、あなたにとって大切な物語との出会いになると嬉しいです。

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