2023年2月17日(金)、『シャイロックの子供たち』が全国ロードショーされます!
小説家「池井戸潤」の原点にして最高峰の、ミステリー系ヒューマンドラマ。
原作小説が50万部のベストセラーとなり、そしてドラマ化され、ついには映画化!
そこで今回は、映画『シャイロックの子供たち』を徹底解説します!
▼この記事はこんな方にオススメ▼
✅あらすじを知りたい方!
✅キャスト相関図を知りたい方!
✅結末ネタバレを知りたい方!
✅感想と考察を知りたい方!
メガバンクの小さな支店で起こる、強欲な金貸したちの不祥事、汚職、犯罪が今始まる?!
目次
映画『シャイロックの子供たち』主な登場人物&キャスト
✔️西木雅博(阿部サダヲ)
部下からの信頼が厚いベテランお客様係。100万円紛失事件の犯人を暴こうとしている。
✔️北川愛理(上戸彩)
現金紛失事件の犯人と疑われる銀行員。西木や田端とともに真犯人を探す。
✔️田端洋司(玉森裕太)
自社が10億円融資する会社に違和感を持つ銀行員。西木や愛理とともに真犯人を探す。
映画『シャイロックの子供たち』相関図
映画『シャイロックの子供たち』あらすじ
東京第一銀行「長原支店」で起きた、現金紛失事件。
西木雅博(阿部サダヲ)は、部下の北川愛理(上戸彩)と田端洋司(玉森裕太)とともに、事件の真相を探ります。
小さな支店であっても、そこは銀行。
出世したい欲ギラギラの支店長・九条(柳葉敏郎)と副支店長・古川(杉本哲太)。
過去の客にたかられるエース的存在の滝野(佐藤隆太)。
調査に訪れる嫌われポジションの検査部の黒田道春(佐々木蔵之介)といった、クセもの銀行員が勢揃い。
そして、一つの真相にたどり着く西木。
明らかになるメガバンクの闇とは…
映画ドラマ原作『シャイロックの子供たち』ネタバレ結末
【起】
東京第一銀行の長原支店で、100万円が無くなった。
100万円の帯封が北川愛理(上戸彩)のカバンから見つかり、愛理が盗んだと全員から疑われます。
しかし西木雅博(阿部サダヲ)は、私じゃないと言い張る部下の愛理を信じました。
【承】
西木と愛理、田端(玉森裕太)は真犯人を探し始めます。
支店長の九条(柳葉敏郎)と副支店長の古川(杉本哲太)は、現金紛失事件が出世に響くと考えます。
そして管理職らはポケットマネーで100万円を補填し、事件を隠ぺいするのでした。
【転】
ある日、当然と姿を消した西木。
西木は現金を盗んだ真犯人を突き止めたことにより殺されたのではないか?といった憶測が飛び交います。
検査部の黒田道春(佐々木蔵之介)は、従業員の失踪を調べるべく、東京第一銀行に乗り込みました。
そこで黒田は、管理職らが現金紛失事件を隠していたことを見破ります。
ところが、黒田がかつて銀行のお金を競馬に使ったという事実を九条は知っており、弱音を握っていました。
黒田と九条は持ちつ持たれつの関係に。
そんなことで長原支店の現金紛失事件は、無かったことになります。
【結】
しかし、状況は一変。
愛理と田端が、100万円を盗んだ犯人を捕らえたのです。
犯行に及んだ人物、それは滝野(佐藤隆太)でした。
滝野という男は、長原支店の業績トップの成績を誇るエース的存在。
そんな滝野はむかし所属していた支店で、石本浩一(橋爪功)という男に10億円の融資をした際、1000万円の裏金を受け取っていました。
長原支店に栄転した滝野のもとに、石本は再びお金を貸してくれとせびります。
協力してくれないのならワイロを受け取ったことを密告し銀行員人生を終わらせようか?と脅された滝野は石本に融資するしかありません。
そしてその融資は、架空融資だったのです。
ありもしない幽霊会社に、お金を貸し出す行為は立派な詐欺行為。
それに加えて、石本は利息の支払いさえできない状況になります。
利払いが止まれば、架空融資のカラクリが会社にバレるのです。
一ヶ月分の利息100万円を、滝野が肩代わりするしかありません。
そんな理由から、滝野は銀行からお金を抜いたのでした。
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映画ドラマ原作『シャイロックの子供たち』感想と考察
物語の中に「遠藤」という男が出てきます。
遠藤は新規顧客の営業を行なっており、業績トップの滝野と常に比べられていました。
副支店長からは罵声を浴びせられる毎日で、出世するにはもうあとがない状態。
そんな最中、久しぶりのビック案件だと、遠藤はクライアントとなる社長のもとへ上司を連れていきます。
神社へと連れて来られた上司は、そこで唖然としました。
「社長!本日は私の上司をお連れしました!」と遠藤が顔を輝かせたその先には、”狛犬”が鎮座していたのです。
そして狛犬の前には、遠藤が置いたと思われる粗品がズラリと並べてあったのでした。
働くものは尊く儚い
人は切羽詰まると何を考え出すかわからない。
遠藤のように幻想を描くことだってある。
働かざるをえない状況にたつ者は、日々戦い続ける。
生きるための生活費であったり、愛する家族のためであったり。
西木が失踪したとき、いなくなる理由なんてどこにも見当たらない、と銀行員は言いました。
しかし、どこかへ消えるのに特別な理由なんているのだろうか?
この世の終わりのような気分でベッドから起き
満員電車または交通渋滞に巻き込まれながら出社し
昼メシは昨日と変わらないうどんを食べ
20時までの残業と
夜はカップラーメンをすすりながらスマホゲームをし
日付が変わって布団に入る
そんな毎日を繰り返し「これがあと35年続くのか」と想像すれば、誰だって消え散りたくもなる。
働く者は尊く儚い、
タイトルの由来
シャイロックとは、シェイクスピアの作品に登場する非常に欲の強い金貸しのこと。
銀行の融資活動は、企業にお金を貸しその利子で儲けることです。
銀行員は「どれだけ大きなお金を貸せるか」で立場ができあがり、お金を貸した実績が出世につがるのです。
そして出世出世で目がギラついた銀行員は、モラル、犯罪、汚職、お構いなし。
そんな銀行員たちを「シャイロックの子供たち」と名付けたのだと考察します。
映画『シャイロックの子供たち』作品情報
タイトル | シャイロックの子供たち |
映画公開日 | 2023年2月17日(金) |
上映時間 | 2時間2分 |
監督
映画『シャイロックの子供たち』の監督は、本木克英という人。
・空飛ぶタイヤ(主演:長瀬智也)
・居眠り磐音(主演:松坂桃李)
・釣りバカ日誌シリーズ(主演:西田敏行)
ヒューマンドラマを、ミステリーやコメディに置き換えストーリーを語る人。
ロケ地
YouTubeの予告では、西木雅博を演じる阿部サダヲさんが歩いているシーンがあります。
この場所は、東京都千代田区丸の内にある「丸の内オアゾ」です。
上映期間
映画の上映期間は、初めから決まっているわけではありません。
人気度・話題性・観客動員数などを考慮し、決定されます。
同じ原作者・池井戸潤の映画「アキラとあきら」の上映期間は、約1ヵ月半でした。
これを参考にすると、映画『シャイロックの子供たち』の上映期間は
2023年2月17日〜4月いっぱい
になると予想します。
主題歌
映画のエンドロールには、主題歌:エレファントカシマシ「yes. I. do」が流れます。
書き下ろしの新曲は、闘う全ての人に向けてエールを贈ります。
「悲しみや虚しさを生きる情熱にかえてしまう楽曲だ」と本木監督はコメントしました。
まとめ
阿部サダヲ&上戸彩&玉森裕太が“真相”に迫る❗映画『シャイロックの子供たち』場面カット&特別メイキング映像公開 🏦✨
\ 🎥キャストが魅力を語る! /https://t.co/KniPOogoKC#阿部サダヲ #KisMyFt2 #キスマイ #玉森裕太 #上戸彩 #シャイロックの子供たち @shylock_film pic.twitter.com/BiLiPJIPE8
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) December 21, 2022
映画『シャイロックの子供たち』のあらすじ、相関図、ネタバレ、感想と考察をつづりました!
『半沢直樹』のようなスカッと爽快、復讐劇とはまた違い、
人間の汚い欲が垣間見える、そして働くことの尊さと儚さ、を描いたミステリー系人間ドラマです。
映画公開は2023年2月17日(金)。
ぜひ、映画館に足を運んでみてください!
この記事が、大切な物語と出会うキッカケになると嬉しいです。