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目次
映画『Red』作品情報&登場人物
作品情報
タイトル | Red |
映画公開日 | 2020年2月21日 |
上映時間 | 2時間3分 |
監督 | 三島有紀子 |
登場人物
・村主塔子(とうこ)/ 夏帆
・鞍田秋彦(くらた)/ 妻夫木聡
・小鷹淳(こたか)/ 柄本佑
・村主真(夫)/ 間宮祥太朗
映画『Red』ネタバレ&あらすじ
映画『Red』を結末までわかりやすく簡単に解説します。
この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。
ネタバレあらすじ【起】
村主塔子は、夫と娘と姑の4人で同じ一軒家で暮らしていました。
夫の仕事関係でパーティーに来た塔子は、大学生の頃に愛人関係であった鞍田秋彦を目撃します。
会場から消えた鞍田さんを追いかけると急に手を掴まれ、部屋に入れられ、二人はとても激しいキスを交わすのでした。
そのまま鞍田の車で海辺まで向かいます。その道中で塔子は、結婚して子供もできたけど仕事だけは続けたかったなと悲しそうにこぼします。
それから数日後、塔子のもとにある封筒が届きます。中を見るとそれは、鞍田の働く設計会社の中途採用の募集要項でした。
面接に行った塔子はさっそく鞍田から「おめでとう。受かったよ」と電話が入りました。
夫に仕事をすることを打ち明けるとあまりいい顔はしませんでしたが、しぶしぶ働くことを許可されます。
ネタバレあらすじ【承】
鞍田のいる職場で働き始めた塔子は、小鷹という男から好意を寄せられます。
塔子と小鷹は会社での飲み会のあと、二人で抜け出しバッティングセンターにいきます。
塔子は大学の時、鞍田さんの事務所のアシスタントをしていたと言い出します。
そこで妙に勘のいい小鷹は、「妻持ちの鞍田さんと不倫していたでしょ」と言い当てました。
塔子と小鷹のことが気になっていた鞍田は、仕事中に塔子を自分のサポートにつけ現場に向かう途中の車でむさぼるようなキスをし、その足で鞍田の家へと向かいました。
ベッドで身体を重ねたあと、塔子は「いつ奥さんと別れたんですか?」聞きます。
すると鞍田は「4年前」とこたえ、「4年前に血液のガンをわずらってすべてを片付けた」と語りました。
ある早朝、塔子が出勤すると鞍田が自分のデスクで家の模型をつくっていました。
塔子が「新しいプロジェクトですか?」と聞くと、「趣味」と鞍田はこたえます。
「人のオーダーを毎日こなしていると、自分の家だったら何を作るのか気になって」と。
その家づくりを塔子も手伝い「窓が小さいです」といって、病気をしている鞍田がベッドから外を眺めれるように窓を大きくするのでした。
ネタバレあらすじ【転】
ある夜、車の中で鞍田は昔から大好きだった小説を「持っておいてくれ」と塔子に渡します。
「なぜそんな遠くに行くみたいに言うんですか」と塔子は返します。
「もう無理だ」と鞍田は言いました。
塔子は「もう会わない、その言葉10年前に聞きたかった」と突き放し車から降りるのでした。
夫の実家の村主家では、新年の挨拶が行われ、夫の両親や塔子の母も含めて5人で行われました。
しかし、塔子の母は村主家の居心地の悪さからそそくさと帰る準備をはじめます。
母は塔子に向かって言います。
「自分に嘘つきながら生きて幸せなの?」と。
「人間どれだけその人に惚れて死んでいけるかじゃないの」と母は続けました。
今年初出勤の日、塔子は鞍田は年末から体調を崩し入院していると聞かされます。
しかし、考える暇もなく鞍田の代わりとして塔子は小鷹と新潟出張に出かけるのでした。
新潟ではやっぱり勘のいい小鷹から「鞍田さんと別れたでしょ」と言い当てられます。
小鷹は「塔子と鞍田さんは似てるんだよ。一緒にいても一人でいる感じがする」と言います。
ネタバレあらすじ【結】
仕事が終わった塔子と小鷹は帰ろうとしますが、新潟は大雪に見舞われ交通手段が絶たれます。
塔子は夫に今日は帰れないことを伝えるため電話しますが、
「塔子の一番大切な仕事は娘の母であることだろう?!」と強く怒鳴られます。
それから、タクシーを使ってでも帰ってくるように強いられるのでした。
なんとしてでも家に帰ろうとする塔子を小鷹は引き止めます。
「娘の世話は母親じゃないとダメなんだって!だから帰らなくちゃ…」と塔子は涙目になりながら訴えます。
小鷹は「なんだよそれ!100年前じゃないんだから…」と返します。
すると塔子は「男の人は1000年経っても男じゃないですか!」と言い返しました。
小鷹を振り切って雪の中をひとり歩く塔子の視界に入ったのは、鞍田の車でした。
車から降りてきた鞍田は、「帰ろう」と静かに言います。
鞍田は手に汗を握るように体調の悪い中、雪が降り積もる道路を運転していきます。
途中に寄ったご飯屋さんでは、急に血を吐き倒れ込んでしまいます。
お店で休憩をとった後、また雪道を車で走るのでした。
もう限界を感じた鞍田を気遣い、二人はホテルに入ります。
「ずっと塔子が好きだった。ずっと探していたんだ」と鞍田は告白し、
最後の力を振り絞って二人はベッドの上で身体を交わらせるのでした。
感想「夫婦生活に疲れてはベッドに入る映画」
夏帆さんと妻夫木さんのラブシーンの息遣いはエロ魔ティックでした。
3回くらいあったと思うんですけど、洋画にでてくるアメリカ人顔負けの、欲情の激しさ熱さ純粋さでした。
しかも10年ぶりに再開した男女が速攻でぶちゅぶちゅのチューなんか普通はできません。
平凡な僕なら「お、おー、、、!なんで?」しか言葉はでてこないと思います。
夫婦生活に疲れてはベッドに入って、夫婦生活に疲れてはベッドに入って、夫婦生活に疲れてはベッドに入るという映画でした。
それでは最後に、塔子を代弁して声を上げることにします。
塔子は旦那の大好きなハンバーグをつくって待ってたんだよ。
焼かずに。焼き立ての方が美味しいだろうからって。つけ合わせの野菜までカットして。
それを仕事から帰ってくるなり、外食したからお腹いっぱい?
そんでなんでお母さんの作った煮付けは食べれるん。
そしてその煮付けを温め直すのは私よ?
それで鞍田さんと不倫したってビャービャー言うのだけは勘弁してや、しんどいわ。
あと出張先で私が家に帰れんくなったとき、吹雪の中でもタクシー使ってでも帰ってこいって本気で言ってますか?
「私の1番大切な仕事は娘の母であることだろ!!!」って声高々に言うけど、
「私たちの1番大切な仕事は娘の両親で居てあげること」でしょうがドアホ。
「なんで男はみんなマザコンなんだよ。そりゃ主婦の女性たちは生きづらいは!」
この作品を見て思うことはコレに尽きます。
以上です。