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【静かな人の戦略書】要約と感想|内向型・HSP・繊細さんへ

【静かな人の戦略書】要約と感想|内向型・HSP・繊細さんへ

『静かな人の戦略書』を買おうか迷っています。要約するとどんな感じの本ですか?感想を教えて


このようなご要望にお答えします。

『静かな人の戦略書』の書評をする人

この本の書評する僕は、HSP歴24年目の男です。正確に言いますと、繊細な心を持ちながら刺激を求める「HSS型HSP」という区分に入っています。


静かで、内向的で、傷つきやすい自分にホトホト疲れたので、この本を手にしました。


さっそく、要約していきますね。





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あなたは内向型?外向型?【自分のタイプを知るテスト】



まず、内向型なのか、外向型なのか、あなたのタイプを知るテストを行いましょう。


この本で紹介されている、35の項目に「○」「✖️」で答えてみてください。

①:会話中、相手の受け答えが少し遅れるとイライラする

②:たくさんの人と話すより、一対一で話す方が好きだ

③:人に説明することで、自分の考えがさらに明瞭になる

④:身の回りを整理整頓し、清潔に保つのが好きだ

⑤:何事も直球を好み、考えすぎず、即行動に移す

⑥:疲れたときは、とにかく家に帰って休みたい

⑦:早口の人との会話は疲れやすい

⑧:独自のセンスを持っている

⑨:できるだけ人混みは避けたい

⑩:知らない人とも、気軽におしゃべりできる。

⑪:人混みに長くいるいると、疲れを感じるだけでなく不愉快にすらなる

⑫:たいていの人は、私の話をきちんと聞いてくれる

⑬:訪問者が家に来て長居する場合は、訪問客にも手伝いをしてもらいたい

⑭:大きな仕事をする際は、長時間で一気に片付けるより、いくつかの段階に分けて行う

⑮:長い会話や騒がしい会話をした後は、クタクタになる

⑯:友人については、数よりも、本物の信頼できる友情を重視する

⑰:他の人が何をやっているのか、あまり気にならない

⑱:睡眠をたっぷり取るのはとても重要だ

⑲:新しい場所や環境ではテンションが上がる

⑳:突然邪魔が入ったり、予想外のことが起こったりすると、とても疲れる

㉑:おとなしい人、退屈な人、壁のある人、あるいは恥ずかしがり屋だと思われている

㉒:観察が好きで、細かい部分を重視する

㉓:書くよりも、話す方が好きだ

㉔:物事を決める前には、経緯をしっかりと把握する

㉕:人間関係がギスギスしていても、気づくのに時間がかかることが多い

㉖:審美眼に自信がある

㉗:口実をつけて、イベントや社交の場に出ないことがある

㉘:他人を信じやすい

㉙:物事について熟考し、細部まで分析することが好きだ

㉚:大勢の前での発言は、全力で避ける

㉛:人の話に耳を傾けるのは得意ではない

㉜:人からの期待を大きなストレスに感じることがある

㉝:個人攻撃に対して、落ち着いて、スポーツのように対応できる

㉞:退屈しがちだ

㉟:特別な祝い事があるときは、大きなパーティーなどで賑やかに祝いたい

【内向型】 2、6、7、9、11、15、16、20、21、22、24、27、29、30、32

【外向型】 1、3、5、10、12、14、17、19、23、25、28、31、33、34、35

【どうでもいい無関係な項目】 4、8、13、18、26



あなたは内向型でしたか?
それとも外向型でしたか?


内向型だった方は、次で自分に合った仕事を見つけていきましょう。


静かな人に合った仕事を考える4つの質問



続いて、『「自分に合った仕事」を考える4つの質問(91ページ)』をご紹介します。

質問①:大きくなったら何になりたいと思っていた?


質問②:どんな仕事に魅力を感じる?


質問③:どんなものに憧れるか?


質問④:生まれつき才能に恵まれていることは?


一つずつ、答えていってみたいと思います。

質問①:大きくなったら何になりたいと思っていた?



あなたは、大きくなったら何になりたいと思っていましたか?


それは知識を共有するのが好きだから?
人にものを教えるのが好きだから?
注目を浴びるのが好きだから?


なりたいと思っていたことをすべて挙げ、「なぜ?」を自分自身に問いかけてみてください。

余談

HSPの僕の答えは、以下のような感じ


・小学校の先生

なぜ→ 自分が「答え」「確信」を得た道のりを人に伝えることで、「たしかにその通りだ!」と共感してもらいたいから。そして、同志仲間をつくり、もっと上を目指したいから。可能性あるまだ小さな子供に、勇気と希望を与えたいから。


・プロ野球選手


なぜ→ 自分が表現したこと(得意なこと)で、人々の心を動かしたい(驚かせたい・勇気を与えたい・尊敬されたい)から。


・お笑い芸人


なぜ→ 自分が表現したこと(自分が発した言葉)で、人々の心を動かしたい(笑わせたい・元気を与えたい)から。


・歌手


なぜ→ 自分が表現したことで、人々の心を動かしたい(癒してあげたい)から。


質問②:どんな仕事に魅力を感じる?



あなたは今、どんな仕事に魅力を感じますか?

余談

HSPの僕の答えは、以下のような感じ

・文章で人の心を動かす仕事

→出版、作家、広告

・トークで人の心を動かす仕事

→営業、イベント、コンサルタント、セミナー講師


質問③:どんなものに憧れるか?



あなたは、どんなものに憧れますか?


スーパーモデルの体型?
プロアスリートの年俸?
大統領の権力?


そして、それを本気で手に入れたいと思いますか?

余談

HSPの僕の答えは、以下のような感じ

経済力があって女の子にモテるんだけど、静か〜な子と田舎暮らしをする。週2日労働で、セミナー講師やコンサルタントとして地域創生を目指す。残りの週5日は、趣味として作家活動をする。自然多し場所で隠居するのが憧れ。


質問④:生まれつき才能に恵まれていることは?



あなたが、生まれつき才能に恵まれていることは?

何かを初めてやったとき、努力しなくてもたやすくできてしまって、人から驚かれたり、ほめられたりしたような経験はないだろうか?

静かな人の戦略書


余談

HSPの僕の答えは、以下のような感じ

・幅広い分野で平均以上を上回ること

→パラレルワーカー(広告&コンサルタント&セミナー講師)

・会話する能力

→営業、コンサルタント、セミナー講師



静かな人の長所



この本では、静かな人の長所は以下といっています。

①:話を聞くのがうまい

②:粘り強い


それぞれ解説していきます。

話を聞くのがうまい



静かな人は、人の話を聞くのがうまい。


内向型は、観察の達人で、行間を読むのに長けていると言われます。


「このタイミングでこれを言う」とか「あなたが言いたいのはこういうニュアンスだよね」みたいなことが、直感的に分かるんですね。


「聞く専なのにいつの間にか会話をリードしている」みないな状況が、少なくないと思います。

粘り強い



静かな人は、粘り強い。


内向型は、長期的な目線で物事を考えられるためだと思います。


何事もそうですが、結果が出るまで3年以上はかかります。


多くの人は、この数年を乗り越えられなくて、やめていく。


静かな内向型は、長期視点と胸に熱い想いを持っているので、粘り強く続けることができるんです。


静かで内向的だから…という決めつけは危険



「私は静かで内向的だから〇〇できない」という決めつけは危険と、この本には書かれている。


HSPや繊細の人は、ついつい生まれ持った気質のせいにして弱気になります。


この決めつけは、みずから成長の可能性を狭めることになるんですね。

たとえ行きたくなくても、行かなければならないイベントもある。そういう場合はなるべくポジティブに考え、積極的に挑戦して、少しずつ自分の居場所を広げていこう。

静かな人の戦略書



そしてこのように言います。

もし参加することに決めたなら、「心底行きたくない」「人脈作りのためじゃなかったら、絶対に行かないのに」といったネガティブな考え方はやめること。

静かな人の戦略書


会場に早く入ること。
そして、ひとりになる時間を確保し自分のペースを掴んでおくこと。



これが、「静かな人の戦略書」です。


『静かな人の戦略書|騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法』を書いた人

出典:Jill Chang


著者のジル・チャンさんの経歴は以下です。

ミネソタ大学大学院修士課程修了、ハーバード大学、清華大学でリーダーシップ・プログラム修了。ハーバード・シード・フォー・ソーシャル・イノベーション、フェロー。アメリカの非営利団体でフィランソロピー・アドバイザーを務める。過去2年間で行ったスピーチは200回以上に及ぶ。15年以上にわたり、アメリカ州政府やメジャーリーグなど、さまざまな業界で活躍してきた。2018年、ガールズ・イン・テック台湾40アンダー40受賞。本書は台湾でベストセラー1位となり、20週にわたりトップ10にランクイン、米ベレットコーラー社が28年の歴史で初めて翻訳刊行する作品となり、第23回Foreword INDIES「ブック・オブ・ザ・イヤー」特別賞に選出されるなど話題となっている。現在は母国の台湾・台北市に拠点を置きながら、内向型のキャリア支援やリーダーシップ開発のため国際的に活躍している。


『静かな人の戦略書』は、18万部を突破しています。

静かな人の戦略書を読んだ感想



『静かな人の戦略書』を読んだ感想は、「内向型・HSP・繊細さんの超入門書」という感じでした。


著者ジルさんの体験談ベースで書かれている本で、人間関係の対処法がふんわりとストーリーにのせられ紹介されています。


正直なところ、HSPのトリセツを細かいとこまで解説している鈍感な世界に生きる敏感な人たちを読んでいるので、どこか物足りなさを感じました。

文章の雰囲気から、著者のジルさんは典型的なHSPという感じがしたんですね。しかし僕は、刺激を求めるHSP(HSS型HSP)でして、著者のジルさんとは少し肌感覚が違いました。それが、物足りなさを感じた理由になったのかもしれません



内向型・HSP・繊細さんにとっては、勇気をもらえる一冊になると思います。


『静かな人の戦略書』の要約と感想は、以上です。



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